蔵出し生原酒 「愚州ぐしゅう」 発売元 遠藤商店

お酒は20歳になってから

「愚州」は銘醸蔵 奥の松酒造の原酒桶群の中から選んだ一本を瓶に詰めたお酒で昭和53年より発売し(1978年)長年にわたり地元、東北、首都圏、東海、近畿圏の皆様にご好評いただいております。
当店が蔵元へ出向き醗酵を終えた個々のタンクを利き酒し、決めた桶のお酒を年間を通して販売している当店企画の限定逸品です。今年で41年目となります。
槽口(酒を搾る道具をフネと呼びその出口をフナクチという)からでた原酒そのものを火入れ、殺菌、割水等一切せず素濾過で瓶詰めしております。
新酒のあらばしり、春のやわらかさ、秋の熟成味と四節の移ろいと共に変わる 香味をお楽しみください。
夏を越しますと瓶に 瓶熟成生原酒 の表示がつきます。
奥の松八千代蔵へ利き酒にいった今日の気温は
9度でした(11/26)
前年に勝る香味の酒に出会いま した。
●槽口とは--酒を搾る道具を槽<ふね>とよびその出口を<ふなくち>と呼びます。
●温暖期の保存は冷蔵庫で、回栓後はお早めにお召し上がりください。
●酒名の「愚州」はレッテルの絵(三教図)を描いた藩の御用絵師の名。
三教とは「孔子」「釈迦」「老子」の3聖人を指します。
価格 1.8L 2570円、 900mL(5合)1320円 別
900mL 1320円別
平成31年新酒 12月7日 発売
今年の酒質も上場の出来栄えです。甘辛の具合は+0で、香りの良いやや中口酒に仕上がっております。永年ご愛飲いただいている皆様のご期待に沿えるものと確信いたしております。

蔵風景 (精米場) お酒の良し悪しはまず精米から
市内の酒造会社は各自で精米機を持ち自社精米をしております。
他所でも自社で精米をしている蔵はあるが、大半は共同精米や銘柄を指定し精米した米を買い入れている蔵が多いのが実情。 二本松の各蔵は全て自家精米です。


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おどろきの超長期熟成 ふな口酒 有りました
平成11年産の当店「ふなくち酒」ごちそうになりましたH27.2
当時は「愚州」を名のっておりませんでした
2/21お得意様にお伺いし牛鍋をごちそうになる機会がありました。
大吟醸、泡盛古酒等種々いただいた後、主曰く「お前おめさんも飲んだことないね酒ごっおしっから」--出てきたのは平成11年産21年前の「ふなくち酒」でした。無論栓は切ってありません。
恐る恐る まず 瓶の底に滓は無いか--------ない
≪グラスに注ぐ≫
お酒の色は----------うっすら黄色味を帯びています。年数の割には色が進ん
でいない。
香りはどうか---------古酒独特の老酒(中国のらおちゅう)のような「老香ひねか」は
ないか? 鼻に抜けるとき僅かな老香。
味はどうか------------やや辛口で切れの良い酒となっていました。
当日の牛鍋とはベストマッチングでした。
その後、今年の「ふなくち酒」を飲みましたが甘く軽やかに感じられました。
地下室で管理してきたとの事で、年数を経たこの酒に出合い、発売元としては驚きと共に
酒質に大きな自信を持っに至った次第でした。
これが契機となりまろやかな「熟成ふな口」の発売となりました
店 主
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「インターネットに出ていたよ」と近所のお得意様が持ってきました。
シンガポールで「二本松のふなくち酒」と出会った文面です。
喜んでいただいて光栄です
このインタ-ネトの頃は冬季間販売でしたが、只今は通年販売しております
